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牛好きな曽根雅弘のブログ。ほとんど牛のおはなしです。

繁殖管理

妊娠率・発情発見率・受胎率

酪農における繁殖管理の目的とは何でしょう? それはズバリ言ってしまうと妊娠牛を得ることです! 例えば→5頭よりも10頭とより多くの妊娠牛を得た方が良いですよね? 更に→同じ10頭でも10年かけて10頭の妊娠牛を得るのか、1年かけて10頭の妊娠牛を得るのかで…

2サイクル目の妊娠率

全頭同期化を用いるとVWP(70-80日)後、目標とする期間に100%初回授精を実地することができ、特にダブルオブシンクを用いた全頭同期化では50%を超える初回授精時受胎率も可能になってきます。更にリシンクとの組み合わせで近年北米では規模に関わらず妊娠率30…

前産次の空胎日数

分娩後日数150日以上で受胎した牛の次産次の周産期疾病割合は150日未満の牛と比較して約3倍になると聞いたことがあります。(誰に聞いたのかどこに書いてあったのかは覚えていません) 今回は、前産次の空胎日数が今産次の繁殖にどのように影響したのか調べて…

発情発見の正確性

繁殖管理において大切なことの一つに発情発見率があると思います。60%以上というのが一つの目安となると思いますが発情発見率が高くても必ずしも妊娠率が高くならない場合があるようです↓↓ 発情発見率59%と高いが妊娠率は16% 原因は様々でしょうが一つに発情…

月間妊娠目標頭数を簡単に計算してくれるアプリ“HerdCalc”

月ごとの妊娠目標頭数を計算しておくことはとても大切ですよね! こんな感じ↓↓ 経産牛頭数÷分娩間隔÷妊娠喪失率×更新率=月間妊娠目標頭数(経産牛) ※妊娠喪失率→妊娠喪失頭数(流産・胚死滅)÷妊娠頭数×100 月間妊娠目標頭数×12=年間妊娠目標頭数 年間目標頭数…