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牛好きな曽根雅弘のブログ。ほとんど牛のおはなしです。

乳成分

乳糖率と乳成分

ある牧場の一年間の乳検データを用いて乳糖率とその他の乳成分との関係を調べてみました。 ## MILK FAT PRO SCC ## Min. : 3.60 Min. :2.32 Min. :2.360 Min. : 4.0 ## 1st Qu.:28.60 1st Qu.:3.52 1st Qu.:3.130 1st Qu.: 23.0 ## Median :34.30 Median :3.…

分娩後30日以内の乳糖率

分娩後日数30日以内の乳成分を調べて乳糖率との関係をグラフにしてみました。

産次数と乳糖率

下の図は、初産と二産・三産・四産以上の牛で分娩後の経過日数によって乳糖率がどのように変化するか示してみました。(ある牧場の一年間乳検データを参照) 初産→n=567 平均値=4.626% 二産→n=412 平均値=4.531% 三産→n=483 平均値=4.541% 四産以上→n=329 平均…

分娩後日数と乳糖率

分娩後の経過日数によって乳糖率がどのような動きを見せるかある2つの牧場で比較してみました。 乳糖率のモニターはエネルギー充足を見るのに重要で特に泌乳前期の乳糖率は疾病や繁殖との関係性があるようです。 バルクで最低でも4.5%は欲しいところです。 …

四変発症牛と健康牛で乳成分を比較してみた

頭数も15頭と少ないですし、四変を発症した分娩後日数によっても違いが出てくるかもしれませんが今回は単純に分娩後日数50日以内に四変になった牛と健康牛で一乳期の乳成分を比較してみました。 図1:乳量 図2:乳脂率 図3:乳蛋白質率 図4:MUN 図5:体細胞

牧場ごとで乳成分(乳脂率・乳蛋白質率・MUN)を比較してみた

B牧場は決して周産期病が多い牧場ではないので泌乳初期のエネルギー充足とMUNのコントロールを気を付けるともっと楽に牛が飼えそうです。 図1図2図3はある2つの牧場の乳成分を一年間の乳検データを用いて比較してみました。 A牧場→妊娠率22%、年間牛群平均…

乳中ケトン体濃度(乳中BHB)

分娩後日数30日以内の乳中BHBについて調べてみました。 データ数が少ないので注意が必要ですが、乳脂率が5%以上の牛あるいはF/P比が1.4以上の牛であっても乳中BHBが0.13mmol/L以上にならない場合もあるという事です。 図1図2はある牧場の分娩後日数30日以内…

産次と乳成分

産次と乳成分の関係を調べてみました。 産次と乳脂率 産次が進むにつれて体重や乳量も増えるため分娩後の体脂肪動員のリスクが増える、乳量が少なく体蓄積の低い初産牛の分娩後乳脂率が高い傾向になるのは分娩時の環境変化やダメージによる乾物摂取量不足の…

分娩後日数と乳成分

分娩後日数と乳成分の関係をざっくり調べてみました。 分娩後日数と乳脂率 体脂肪動員やアシドーシスのリスクが高い分娩後の乳脂率はばらつく傾向があり、分娩後30日以内に乳脂率5%を超えるような牛はその後急激に乳脂率が低下してしまう傾向にあります。分…