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牛好きな曽根雅弘のブログ。ほとんど牛のおはなしです。

飼養管理

初産分娩月齢④

まとめ 今回言いたかったのは初産分娩月齢を21-22カ月齢にしようという事ではなくそれぞれの牧場にあった初産分娩月齢を検討してみましょうという事です。 ↓↓メリットとデメリットをまとめてみました。 今回のA・B・C牧場では、3産以上の平均乳量に対しての…

初産分娩月齢③

↓↓3つの牧場で初産分娩月齢ごとの死産率を出してみました。←やはり初産分娩月齢を早めることで一番心配なのが死産や難産への影響かなと思います。たとえ死産率が低くくても初産分娩時体重が足りていない場合、難産などによる母子へのダメージに注意が必要だ…

初産分娩月齢②

今度は、初産分娩月齢が繁殖にどのように影響したかをモニターする事により牧場ごとの最適な初産分娩月齢を考えていこうと思います。 ↓↓3つの牧場の初産分娩月齢と繁殖成績 A牧場 A牧場 A牧場(初産妊娠率25%発情発見率80%) 初産分娩月齢=21カ月齢以下(n=15 …

初産分娩月齢①

初産分娩月齢が24ヶ月齢を超える経営的なメリットは少ないと思いますが、初産分娩月齢21~22ヶ月齢を安全に達成するには、初産分娩時体重のモニターが必要で、目標は成熟時体重の85%以上(最低でも83%)なので日本では牛が大きくなってきていることもあり最低で…

死亡リスクの高い月齢

図1、は独立行政法人家畜改良センターのデータから作成したものですが全頭数と月齢ごとの死亡頭数から死亡割合を計算してグラフにしたものです。 もちろん哺育期間が一番死亡割合が高いです。初産分娩・2産3産~と分娩前後に死亡割合が高くなっています。あと…