AdtyCow,blog

牛好きな曽根雅弘のブログ。ほとんど牛のおはなしです。

搾乳ロボット

搾乳ロボットの蹄病状況

搾乳ロボットとてい蹄病に関しては以前の記事に書きました↓↓ adty.hatenadiary.com adty.hatenadiary.com ある搾乳ロボット農場(AMS2台、経産牛170頭)の削蹄時蹄病状況(7/12/19~7/11/20)↓↓ 搾乳ロボット牛舎の削蹄時蹄病状況(7/12/19~7/11/20) 蹄病だけ抜き…

搾乳ロボットに適した牛①

搾乳ロボットに適した牛への改良は何が大切か問題 ロボットに入りづらくなりそうだし、フットワーク軽めだとロボットへのアクセス回数も増えそうなので中型の牛というのは共通だと思う・・・ DPRやPLももちろん大事だと思うが、搾乳ロボットで最も生産寿命に…

子牛のTHI(暑熱ストレス)

経産牛では暑熱ストレスを受けるTHIの臨界点(72-78)の研究報告は多くあるが子牛の暑熱ストレスに対するTHIの報告は少ないので研究してみたという論文(査読済み早期公開論文)↓↓ https://www.journalofdairyscience.org/article/S0022-0302(19)31112-9/fulltex…

AMSの給餌プログラム

搾乳ロボットでの飼育においてPMRの粗濃比とAMSで与える配合量の関係を調査した試験→J.Dairy Sci. 101:9941-9953 経産牛8頭を使ったフィードファーストでの試験 PMRの粗濃比→低粗飼料(54:46 L-FOR)、高粗飼料(64:36 H-FOR)。 AMSで与える配合飼料→低(2kg/d L…

搾乳ロボットと蹄病②

搾乳ロボットでDDの予防 搾乳ロボットでの蹄浴槽の置き場所 ↑DD予防の基本はやはり蹄浴!搾乳ロボットの出口付近に置くと搾乳ロボットへのアクセスに影響するそうなので戻り通路があるのであれば搾乳ロボットから離れた場所に置くのが良いと思います。 フー…

搾乳ロボットと蹄病①

搾乳ロボットのマット通路と自動スクレッパー 今回は、搾乳ロボットでの蹄管理についてです。搾乳ロボットでの牛の行動パターンはパーラー搾乳とは違うようで例えば、搾乳室(搾乳ロボット)への移動は牛自身で行うためフェッチカウ以外の牛は人による誘導が必…

搾乳ロボット牛舎のゲート改善②

せっかくなので乳量・ゲート通過回数・搾乳回数をVMS1(ゲートを3ヶ所に増やした)とVMS2(ゲートが2ヶ所のまま)で比較してみた。 ※デラバルロボット用のソフトからゲート通過回数や搾乳回数・乳量などのデータを引っ張ってきたが一週間しかデータの蓄積がさ…

搾乳ロボット牛舎のゲート改善①

お客さんのロボット牛舎を改造してゲートを一箇所増やしたときのお話です。 デラバルフィードファーストのロボット牛舎 ↑2箇所しかなかったゲートを一つ増やした。 改善前のゲート通過回数(VMS1とVMS2の一週間の平均) たまにグルグル回って遊んでいる牛がい…