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牛好きな曽根雅弘のブログ。ほとんど牛のおはなしです。

とうもろこし②

トウモロコシ種子の胚乳は、柔らかい粉状胚乳とガラス化した硬い角質胚乳の二種類あるらしい。

 

Floury endosperm=柔らかい粉状胚乳:デントコーンの場合、粉状胚乳と角質胚乳は同程度の割合で存在する。

Vitreous endosperm=ガラス化した硬い角質胚乳:粉状胚乳よりタンパク質が多い

Pericarp(bran)=果皮

Germ=胚芽:トウモロコシの灰分と脂質の大部分が胚芽に存在する。コーン油の原料となる

Black layer=ブラックレイヤー:黒層

 

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デントコーンの種子


aの粉状胚乳とcの角質胚乳どちらもタンパク質(主にプロラミン)に覆われているがcの角質胚乳の方が密度が高い(Journal of Food,10:4,287-295.2011に掲載された論文より引用)↓↓

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a=柔らかい粉状胚乳、c=ガラス化した硬い角質胚乳