手作りの哺育牛舎②
陽圧換気についてはまた今度記事にしようと思いますが基本的には冬でも室内の空気を時間当たり4回入れ替えないといけないようです(24時間換気)。2018年の秋には完成した哺育牛舎で最初のころは子牛の調子も良く換気扇を動かしておけばカーテンを閉め切っていてもアンモニア臭がない!と好評でした。しかし、本格的に寒くなってからは風邪と診断された牛が数頭出てしまいました。換気は問題なかったのですが防寒に問題があったようです。遠赤外線ヒーターと防寒ジャケットを全頭に用いたのですが手作り牛舎は隙間風など防寒面で工夫が必要そうです(なにせ畜主曰く外気温とそこまで変わらないみたいなので・・・)
↑哺育牛舎から約5kmはなれた観測地点のデータを気象庁のホームページから引っ張ってきてグラフにしたものです。短い時間でも寒いとダメージはあるよねってことと哺育舎は日中に晴れていると子牛がジャケットの内側で汗をかくくらい暖かくなってしまい夜との寒暖の差も影響あるのかもということで平均気温ではなく最低気温を用いました。-30度は厳しいですね
子牛の適温域は13℃~25℃なので泉町のデータではだいたい10月に入ったら最低気温で0℃以下になってしまい4月くらいまで子牛の防寒&換気の両立と戦わなければなりません!それを手作り哺育舎で挑戦しようというのが今回のテーマですねw
↑セオリーでは24時間換気のようですが夜だけ換気を止めて防寒の方を重視してみました。すると調子を崩す子牛も少なくなったそうです。来年の冬に向け防寒対策の工夫が必要ですね。